シン・エヴァ感想【鑑賞後推奨】

ネタバレ注意

どうも、あずまねこです。シン・エヴァ観てきました！本当に神作でした。ゲンドウの本心が垣間見えて、それに共感出来すぎて最後の畳み掛けは号泣でした。

　作品の中には今までのエヴァンゲリオンのオマージュがたくさん詰め込まれていて、見終わった時に寂しいというよりも、強く生きていこうと思える作品でした。

　シンジ君の成長がしっかりと伝わってきて、シンジ君が父親のゲンドウに言った「弱さを受け入れたら？」という言葉が強がりな自分にぶっ刺さりすぎて、人生を苦しみながら歩んでいる人には生き続ける道しるべとなる作品だと思いました。

　そして庵野監督にありがとうを言いたいです。私が今まで抱えてきた、言葉に表せない感情や寂しさをカタチにして下さって本当にありがとうございます。

　エヴァンゲリオンという作品は、本当に神話となってこれからも残り続けていくんだなぁとしみじみと感じました。今まで出逢ってきたどの作品よりも、ダントツで1番すばらしい作品でした。

　言葉に出来ない、分かり合えない寂しさや苦しさがカタチとなって、これを観た様々な人の心に残り続けるのだと思うと、本当に感無量です。

　きっとカタチとして存在しないものをカタチにしていくのは、孤独で辛いこともたくさんあったと思いますが、それを成し遂げられた監督の大きな覚悟や決意に感化されました。

　人それぞれ作品の受け取り方は違うと思いますが、私はこの作品に多くの答えを与えられたなと思いました。自分の奥深くにある感情に気付かされて、この作品がこんなことを伝えたかったんだと確証しました。

　自分の中でカヲル君に対する認識も大きく変わりました。カヲル君はシンジ君やゲンドウの中にある半分偶像のような、理想像だったんだなと思いました。シンジ君がカヲル君になんとなく惹かれていたのは、自分がこうなりたいけどなれない、憧れの存在だったからなんでしょうね。

　この作品を見た人と語り合うのが愉しくて、久しぶりに他人とのコミュニケーションを心から愉しいと思えました（コミュ障w）

作品を見終わって心が浄化されたなぁとしみじみ感じました。そして今まで誰とも分かり合えなかった感覚を、映画を通して他人と共有できて本当に心が震えました。

　自分の一個人としての感想ですが、ゲンドウの本心はこういうことだったんだなと確証が持てました。そしてシンジ君の心の成長に感化されました。気付いたらゲンドウ目線で観ていて号泣してました（笑）

　エヴァンゲリオンの世界は、伝えたい想いを乗せた器のようなもので、本当はシンジ君含め様々な人の心の姿を伝えてくれるものだと思います。ただのアニメじゃない。エヴァは人の心の本質に気付かせてくれました。

　カヲル君はゲンドウとは正反対の性格の持ち主です。社交的であり、エゴイストではなく、感情に振り回されない。司令官をカヲル君が引き継いだ世界も見てみたいですね。列車のシーンでカヲル君と綾波が一緒に居たのは、きっとゲンドウをカヲル君が引き継ぎ、ユイを綾波が引き継ぐという形になっているんでしょうね。

　シンジ君は大人たちの本心を見て、本当はこう思っていたのかと分かったことで、またひとつ成長出来たんじゃないのかなと思います。特に、側にいるのに話せなかった父親とちゃんと対話できた事で大人になったんだなぁと実感させられました。

　本当にすばらしい作品でした。神作です。絶対ブルーレイ買います。自分の捉え方や見方が大きく変わった映画でした。ゲンドウに共感できる人はもしかしたら少数派かもしれませんが、「自分も共感できたよ」っていう方いたらコメント待ってます。もちろん共感できなかった人も、コメントお待ちしてます。誰かと感想を共有することが、きっとこの作品をもっと面白くしてくれると思います。

ちなみに作品に没頭し過ぎて2時間半あったのにポップコーンほとんど食べれませんでした（汗）それほど圧巻のストーリーでした。めちゃくちゃ面白かったです。人生イチ面白かったです。この作品に出逢えて、心の底から本当に良かったなと思いました。一緒に共有できる仲間が増えると更に嬉しいです。